SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは

 

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)は、文部科学省が発展的な科学技術、理科・数学教育を実施する高等学校等を指定する制度で、平成14年(2002年)に始まりました。SSHの指定校は、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進します。また創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取組を実施します。

詳しくは「国立研究開発法人 科学技術振興機構」の         

ホームページをご参照ください。







 

エージェンシーを発揮し、よりよい未来を共創する科学技術イノベーターの育成

 

本校は、平成24年度(2012年度)に文部科学省よりSSH校に指定されました。

 

2012年度~2016年度の第Ⅰ期SSH指定の5年間では、「科学を活用して新しい「知」を創造し、世界に貢献できる人材を輩出することを目指した、先進的な理数教育プラン「湖陵Century Scienceプラン」(KCSプラン)の研究開発」を研究開発課題に掲げ、新しい「知」を創造するための問題解決能力や研究開発への意欲や態度、基礎的・汎用的能力、英語での傾聴力・質問力などの向上を図る学習プログラムを体系化した4つのセットプランを開発し、更にこれら4つのセットプランを統合したKCSプランの研究開発に取り組みました。

 

2018年度~2022年度の第Ⅱ期SSH事業では、研究開発課題を「主体性、創造性、国際性を育成するコンピテンス基盤型教育の研究開発」とし、主体性、創造性、国際性の育成を図るコンピテンス基盤型教育の研究開発を通して、将来のイノベーションを実現可能にする資質を持った世界に貢献できる科学技術人材の育成に取り組みました。

 

そして、2023年度からは第Ⅲ期として『よりよい未来を共創する科学技術イノベーターに求められる「Koryo Agency」を育成するプログラムの研究開発』を新たな研究課題として掲げてスタートしました。変化の激しい不確実性の高い現代社会において、地球市民の一人としてよりよい社会を創造する科学技術イノベーターとして求められる力を「Koryo Agency」として定義し、その育成に取り組みます。

 

※エージェンシーとは

 OECDの「Education2030プロジェクト」が公表した「ラーニング・コンパス(学びの羅針盤)」の中核をなす概念であり、「よりよい社会の実現に向けた変化を起こすために目標を設定し、ふり返りながら責任ある行動をとる能力」と定義されています。



【図1:研究開発の概要】



【図2:Koryo Agency】