2025年7月の記事一覧
令和7年度SSH課題研究・探究活動発表会・運営指導委員会(7/18)
7月18日(金)に3年生の課題研究・探究活動発表会を開催しました。本年度は、従来の理数科3年生によるKCS(Koryo Century Science)の発表会に加え、普通科3年生によるKQ(Koryo Quest)の発表会も実施しました。
自分たちの成果を,理数科は英語ポスター,普通科は日本語ポスターにまとめて準備を進めてきました。当日は理数探究科1・2年生、運営指導委員の先生方や釧路管内のALTの先生方の前で、これまでの活動の説明と質疑応答を行い、積極的な受け答えが見られました。
午後は運営指導委員会が開催され、運営指導委員の先生方から、本校のSSHの取組についてご指導・ご助言をいただき、今後の本校の取組の更なる発展に向けて、活発な議論が行われました。
文理探究科1年KQⅠ RESASを使った地域医療分析(6/16~7/9)
文理探究科1年生は、RESAS(地域経済分析システム)を用いた地域医療分析の手法を学び、釧路地域の医療における課題についての探究学習に取り組みました。班ごとに学習内容をGoogleスライドでまとめ、最終日には全体での発表を行いました。今回学んだ手法を活かし、今後は「地域創生」という探究テーマに視野を拡大し、探究活動に取り組んでいきます。
理数科1年KCS基礎 力学の探究(6/20~)
6月から7月にかけての1年KCS基礎では、力学に関する探究活動を実施しました。
液体に指を入れたとき、重さが増加する現象について、何が原因なのか仮説を立て、それを検証する実験を繰り返すことで、探究のプロセスを踏みながら科学的な思考力を養う機会となりました。
理数科1年KCS基礎 釧路湿原巡検(6/27)
1年理数探究科で釧路湿原巡検を実施しました。釧路湿原国立公園は、ラムサール条約にも登録された北海道東部を代表する自然環境です。湿原環境の保全を目的とした環境調査の手法を学び、環境科学における科学的な研究手法を研修するとともに、自らが生まれ育った自然環境を科学的に理解し、親しむことを目的としています。
事前に「地表徘徊性昆虫の調査班(於 達古武湖周辺)」と、「ハンノキ林の水質調査班(於 温根内ビジターセンター周辺)」に分かれ、代表者による予察・情報共有をもとに当日を迎えました。
昆虫調査班は、さっぽろ自然調査館 渡辺 展之 様のご指導の下で、あらかじめ仕掛けておいたトラップを回収し、森林の地表性昆虫の調査を行いました。また高さ30cm以下の稚樹について、エゾシカによる食痕の調査を行いました。午後は昆虫標本の観察学習と周辺の散策を行いました。
水質調査班は、釧路国際ウェットランドセンター 新庄 久志 様のご指導の下で、pH・電気伝導度・栄養塩類濃度の測定を行いました。釧路湿原内の植生が変化する地点ごとにデータを集め、植生の変化とデータの関連について考察しました。
それぞれの地域で、生徒たちは意欲的に調査し、湿原の現状について考えました。今後は、今回の実習で得られたデータを分析して、釧路湿原の環境保全について考察を行います。