SSH活動日誌
理数探究科1年KCS基礎 教科横断授業(英語・理科)(11/28)
11月28日(木)3,4時間目に英語科、理科の教科横断授業を実施しました。
3校時のSS英語では、3種類の酸について英語で書かれた文章と、英語で記載された実験プリントの読解を行いました。続けて4校時のSS化学では、生徒が3校時に読解した内容を理科教員に説明し、実験手順が正しいかを確認したのちに、3種類の酸と金属を反応させ、発生する気体の体積と反応速度のデータを取り、3種類の酸が何であるかを同定する実験を行いました。
生徒たちは、目の前に用意された実験器具をヒントに、内容をひとつひとつ確認しながら読み進めるとともに、注意して実験を行うことができました。普段の実験では、結果に注目することが多いですが、操作を熟読してから実験を進めるというのは教員にとっても新鮮でした。
理数探究科1年生、理数科2年生KCS基礎・探究 JICA研修員との交流(11/8)
理数探究科1年生、理数科2年生はJICA研修員との交流を行いました。
本プログラムは、JICA研修員との交流を通じて、本校のSSH事業で行っている取組を広く周知するとともに、課題研究で行っている内容について英語でやり取りすることにより、国際的コミュニケーション力を育成することを目的として例年実施しています。
今年度は日程の都合上オンラインでの交流となりましたが、5校時は理数探究科1年生が本校のSSH事業についてグループに分かれて発表を、6校時は理数科2年生が現在取り組んでいる課題研究の内容の説明を英語で行いました。
1年生はこの日のために下準備をしっかりと行い当日を迎えた一方で、2年生は自分たちの実験をしながら交流を行い、1年間で大きく成長していることを実感しました。
普通科2年KQⅡ 経過報告会(9/26)
9月26日(木)6,7校時にKQ(Koryo Quest)Ⅱの経過報告会を行いました。本プログラムは、KQⅡの進捗状況をまとめ、報告しあい、他グループと意見交流することで、探究のサイクル(課題設定→情報の収集→整理・分析→まとめ・表現)を回し、これまでの活動を振り返り、新たな課題を発見して、表面的ではない深まりのある探究活動の実現を目的としています。
今回はスライドでのプレゼンテーションを行い、各グループが進捗状況を報告しました。質疑応答の時間には活発な議論が行われ、探究活動の深まりを感じました。
理数科2年KCS探究 北見北斗高校理数科2学年生徒研究交流(9/24)
本校と同じくSSH事業の指定を受けている北海道北見北斗高等学校理数科2年生が本校を訪問してくれました。
本校2学年理数科の生徒と、現在進めている課題探究についてプレゼン資料をもとに意見交流を行いました。
自分の活動を言語化したり、質疑応答を行ったりすることで、改めて自身の探究活動を振り返り、見つめなおすことができました。
短い時間でしたが、生徒たちは交流を深め、別れを惜しみながらバスを見送りました。
北見北斗高校の皆さん、ありがとうございました。
理数科1年KCS基礎・3年生希望者 ブタの内臓解剖実習(9/6、9/21)
本実習はSSH事業、医進類型事業の1つとして、毎年1年生理数科と3年生の医学科・医療系の進学を希望している生徒を対象に実施しています。
今回、事前学習をもとに、ブタの内臓解剖実習を行いました。3年生の希望者は9月6日定期試験最終日の放課後に、理数科1年生は9月21日のオープンスクールの日に3時間かけて行いました。
21日は、講師酪農学園大学教授 金本 吉泰 様と、TAとして研究室の学生6名に来校いただくとともに、6日の実習を終えた3年生5名にも補助に入ってもらい、10班で実習に取り組みました。生徒たちは、事前課題で取り組んだ各臓器の部位、名称などの知識を備えて、肺の膨らむ様子や器官粘膜の触感、胆汁の臭いを確かめたり、腎臓の腎動脈に墨汁を入れて糸球体を観察したするなど、真剣な面持ちで視覚、触覚、嗅覚、聴覚をフル活用して、動物の生命と向き合いました。実習後は今回学びを与えてくれた生命に感謝し、黙祷で授業を終えました。
この経験をもとに、生命について理解をより一層深めてくれることを期待しています。
理数科1年KCS基礎・3年生希望者 ブタの内臓解剖実習事前学習(8/26)
8月26日6校時と放課後にブタの内臓解剖実習の事前学習を行いました。
本実習はSSH事業、医進類型事業の1つとして、毎年1年生理数科と3年生の医学科・医療系の進学を希望している生徒を対象に実施しています。6校時は1年生理数科40名、放課後は希望者16名を対象に、酪農学園大学教授 金本 吉泰 様の指導のもと、9月に実施する解剖実習に向けて目的や諸注意、手順を中心に学習しました。生徒たちは、動物の生命と誠心感謝の気持ちで向き合うべく、しっかりと聴講し、理解を深めました。
今後、当日までに、各内臓の部位や名称などを覚える課題に取り組み、「生命」にどう応えるのか、しっかり考えてから、9月の実習に臨みます。
令和6年度SSH生徒研究発表会@神戸国際展示場(8/7~8)
8月7日(水)、8日(木)に神戸市国際展示場で行われた「令和6年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」に、本校代表として3年生3名が参加し、KCSの授業で取り組んできた研究成果についてポスター発表を行いました。
「脱脂粉乳で実用的なプラスチックを作る」と題したポスターについて、全国の高校生や審査員の方から出た様々な質問に対して活発に意見を交わすとともに、他校の実践発表を聴講して、「どの発表も研究への熱量が凄かった」、「ポスターの作り方など、参考になった」、「代表校の発表は後輩たちにも見てほしい」と大きな刺激を受けていました。
理数科 令和6年度スーパーサイエンスハイスクールKCS課題研究発表会・運営指導委員会(7/19)
7月19日(金)に課題研究発表会を開催しました。この発表会は、本校の理数科3年生がSSHの学校設定科目KCS(Koryo Century Science)で取り組んできたことの集大成として行っています。これまで、英語でのポスター発表の準備を進めてきました。当日は理数科1・2年生、運営指導委員の先生方や釧路管内のALTの先生方の前で、課題研究の説明と質疑応答を行い、積極的な受け答えが見られました。
午後は運営指導委員会が開催され、運営指導委員の先生方から、本校のSSHの取組についてご指導・ご助言をいただき、今後の本校の取組の更なる発展に向けて、活発な議論が行われました。
普通科2年KQⅡ 外務省高校生講座(7/17)
普通科2年生を対象に、上記講座を実施しました。本講座は、理系出身の外務省員による講演により、生徒の視野を広げること、さらに今後の進路選択の一助とすることを目的として行いました。
講師に、外務省大臣官房 考査・政策評価室課長補佐 田 代 久 美 様をお招きし、演題「外務省の仕事~よりよい未来を共創する~」として、外務省の役割や業務、外交政策や国際情勢等における課題などをご講演いただくとともに、事前に受け付けていただいたアンケートにもご回答いただきました。
【以下生徒からの感想】
初心を忘れずに何事にも取り組んで欲しいという言葉が心に残りました。部活でも学校行事でもそれを胸に頑張りたいです。
私は教員志望で海外にも少し興味がある程度でしたが、今回の講演で海外への興味が強くなりました。前々から少し気になっていた海外の日本人学校についてもっと積極的に調べて将来日本人学校でも働いてみたいと思いました。
外交を行ってる方の話を聞くのは初めてだったのでとても興味深くて面白かったです。
海外の話を聞く中で私も留学したい気持ちが強くなりました。
外務省では、外交官のイメージが強く、他にも様々な職業の方が働いている、というのは今まで気づきませんでした。職業と職場が必ずしも結び付くとは限らないと知り、将来の視野が少し広がりました。質問コーナーでは、色々な答えが聞けて興味深かったです。初めの指数字やクイズなど、聞き手が参加できる講演で、楽しかったです。
文理探究科1年KQⅠ カードゲーム「2050カーボンニュートラル」出前講座(7/17、18)
文理探究科1年生を対象として、ワークショップデザイン describe with代表 高橋 優介 様をお招きして、カーボンニュートラルに関連したプログラムを実施しました。
本講座では、カードゲームを通して、過去から現在にかけて私たちが行ってきた様々な活動が、地球環境にどのような影響を与えているのかをマクロ的に俯瞰してもらい、また、私たちの価値観や考え方を振り返り、地球市民の一員として現代的な諸課題の解決を図る姿勢を育成することを目的としています。生徒たちは、ゲームを通して気候変動やカーボンニュートラルの基本的な知識を学び、カーボンニュートラルと経済成長を両立させる方法を様々な立場から模索しました。