SSH活動日誌
文理探究科2年 総合的な探究の時間(KQⅡ)経過報告会(9/16)
これまでのKQⅡでの活動の経過報告会を行いました。
この報告会は、自分たちが行ってきた活動を言語化することと、活発な意見交換をすることを目的に行いました。
先週のKQⅡの時間に班ごとに活動内容をまとめ、本日はそのスライド資料を用いて他の班と交流をしました。
各人が積極的に話し合いに参加するとともに、休憩時間には、他のグループでどんな質問が出たかを聞きまわる生徒も見られ、意欲的な活動が見受けられました。
令和7年度SSH課題研究・探究活動発表会・運営指導委員会(7/18)
7月18日(金)に3年生の課題研究・探究活動発表会を開催しました。本年度は、従来の理数科3年生によるKCS(Koryo Century Science)の発表会に加え、普通科3年生によるKQ(Koryo Quest)の発表会も実施しました。
自分たちの成果を,理数科は英語ポスター,普通科は日本語ポスターにまとめて準備を進めてきました。当日は理数探究科1・2年生、運営指導委員の先生方や釧路管内のALTの先生方の前で、これまでの活動の説明と質疑応答を行い、積極的な受け答えが見られました。
午後は運営指導委員会が開催され、運営指導委員の先生方から、本校のSSHの取組についてご指導・ご助言をいただき、今後の本校の取組の更なる発展に向けて、活発な議論が行われました。
文理探究科1年KQⅠ RESASを使った地域医療分析(6/16~7/9)
文理探究科1年生は、RESAS(地域経済分析システム)を用いた地域医療分析の手法を学び、釧路地域の医療における課題についての探究学習に取り組みました。班ごとに学習内容をGoogleスライドでまとめ、最終日には全体での発表を行いました。今回学んだ手法を活かし、今後は「地域創生」という探究テーマに視野を拡大し、探究活動に取り組んでいきます。
理数科1年KCS基礎 力学の探究(6/20~)
6月から7月にかけての1年KCS基礎では、力学に関する探究活動を実施しました。
液体に指を入れたとき、重さが増加する現象について、何が原因なのか仮説を立て、それを検証する実験を繰り返すことで、探究のプロセスを踏みながら科学的な思考力を養う機会となりました。
理数科1年KCS基礎 釧路湿原巡検(6/27)
1年理数探究科で釧路湿原巡検を実施しました。釧路湿原国立公園は、ラムサール条約にも登録された北海道東部を代表する自然環境です。湿原環境の保全を目的とした環境調査の手法を学び、環境科学における科学的な研究手法を研修するとともに、自らが生まれ育った自然環境を科学的に理解し、親しむことを目的としています。
事前に「地表徘徊性昆虫の調査班(於 達古武湖周辺)」と、「ハンノキ林の水質調査班(於 温根内ビジターセンター周辺)」に分かれ、代表者による予察・情報共有をもとに当日を迎えました。
昆虫調査班は、さっぽろ自然調査館 渡辺 展之 様のご指導の下で、あらかじめ仕掛けておいたトラップを回収し、森林の地表性昆虫の調査を行いました。また高さ30cm以下の稚樹について、エゾシカによる食痕の調査を行いました。午後は昆虫標本の観察学習と周辺の散策を行いました。
水質調査班は、釧路国際ウェットランドセンター 新庄 久志 様のご指導の下で、pH・電気伝導度・栄養塩類濃度の測定を行いました。釧路湿原内の植生が変化する地点ごとにデータを集め、植生の変化とデータの関連について考察しました。
それぞれの地域で、生徒たちは意欲的に調査し、湿原の現状について考えました。今後は、今回の実習で得られたデータを分析して、釧路湿原の環境保全について考察を行います。
令和7年度第1回「チーム湖陵」コンソーシアム会議
日時 令和7年(2025年)6月19日(木) 6校時(14:20~15:10)
「新時代に対応した高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)」の研究指定終了に伴い、これまでの取組をスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業に継承し、一層の充実を図ることとしました。
今年度は、改めてコンソーシアムへの再登録を依頼し、コンソーシアム「チーム湖陵」を再構築しました。この日は、対面で18名、オンラインで8名が参加し、SSH事業における本校独自の探究活動の趣旨について、コンソーシアム登録メンバーとの共通理解を図るとともに、本校生徒の探究的な学習等に関する今後の計画や取組内容について共有する機会としました。
会議後、参加者は「総合的な探究の時間(KQⅡ)」で探究活動に取り組む文理探究科2年生の様子を参観し、生徒に直接質問をしたり、意見交換をすることができました。
→「チーム湖陵」コンソーシアムメンバー 一覧.pdf
→2025.6.19コンソーシアム会議資料.pdf
理数科1年KCS基礎 中和の実験(5/23~)
理数科1年生のKCS基礎の授業において、「探究のプロセス」を繰り返しながら実験に取り組むことを目的とした「中和の実験」を複数回にわたり実施しました。質量パーセント濃度を等しくした酸性とアルカリ性の水溶液の滴定を行うなかで実験技能を習得するとともに、中和しない理由について班内で議論しました。そして別の時間では中和がおこる滴定実験をした後、実験結果と前回の結果と比較して差が生じた要因を話し合いました。話し合いでは、実験操作で注意したポイントや、これまでに学習した内容を踏まえて考察し、仮説を立ててその仮説を証明する実験などを考えました。同時に、実験レポートにまとめることを通して、学術研究における様々なルールについても学びました。
理数探究科1年 KCS基礎 釧路湿原巡検・予察(6/19)
来週の釧路湿原巡検に向けて,各班代表者が予察を行いました.
本巡検は,水質調査グループと昆虫・シカ調査グループに分かれて行います.
水質調査グループは,温根内ビジターセンターから釧路湿原内に入り,水質調査,植生調査の手法を学びました.
昆虫・シカ調査グループは,達古武オートキャンプ場から自然林・人工林が分けられた森林に入り,ピットフォールトラップや定点観測カメラを仕掛けました.
天候もよく,釧路にしては暑い中での活動でしたが,皆来週の巡検本番に向けて一生懸命取り組んでいました.
理数探究科1,2年 阿寒湖巡検(6/13)
阿寒湖のチュウルイ湾と阿寒湖畔ビジターセンターで巡検を行いました.本研修は,阿寒湖でのフィールドワークを通して,特別天然記念物であるマリモの生態への理解を深めるとともに,生態の保全を目的とした自然科学の調査手法を学ぶことを目的としています.
今回は1年生希望者4名と2年生で課題研究でマリモを対象とするグループの5名が参加しました.釧路市教育委員会生涯学習部阿寒教育事務所マリモ研究室 尾山 洋一 様の指導のもと、実際にチュウルイ湾に生息しているマリモを観察し,阿寒湖のマリモの希少性を学ぶとともに,顕微鏡によるマリモを観察してその特性について学びました。
文理探究科1年KQⅠ データ思考入門(5/26、6/2)
文理探究科1年生を対象に、データ思考入門講座を実施しました。本プログラムは、考査明けに予定されているRESAS(地域経済分析システム)を使った地域医療分析に向け、データを扱う上で必要となる知識・技能を身につけることを目的としています。特に、グラフの見方や因果関係・相関関係などについて扱い、データ分析には細心の注意が必要であることを学びました。
理数探究科2年 KCS探究「課題研究テーマ検討会」(5/28)
KCS探究では,先週に引き続きSSH運営指導委員の先生方から,課題研究のテーマについてご助言をいただきました.
先生方からは,もっとやりたいことを明確化しよう,文献をたくさん読もう,など研究に従事する立場からの的確なアドバイスをいただきました.
今回の検討会をもとに,今後の課題研究の活性化につながっていくことでしょう.
理数探究科2年 KCS探究「課題研究テーマ検討会」(5/21)
今週の理数探究科2年のKCS(Koryo Century Science)探究では,SSH運営指導委員の7名の先生方から,生徒たちが設定した課題研究のテーマについてご助言をいただきました.
3月からこれまでの期間,生徒たちはグループに分かれて,これから進める課題研究のテーマについて検討してきました.今回と次回の2回の機会を用いて,設定したテーマで研究を推し進めることが可能かを運営指導委員の先生方と議論し,今後研究活動をスタートさせます.
普通科3年 総合的な探究の時間(KQⅢ)(5/22)
今年度の普通科3年生のKQⅢは,昨年度に引き続き,7月の発表会に向けて探究活動を行っています.
2月の成果発表会での反省を踏まえ,課題を明確化してより深く実験や検証を行っているグループや,これまでの活動にさらに回数を重ね,データに厚みを持たせようとするグループなど,意欲的な活動が見られます.
文理探究科2年 総合的な探究の時間(KQⅡ)(5/22)
文理探究科2年のKQ(Koryo Quest)Ⅱでは,昨年度のKQで行ったギャップ分析やChatGPTを使って考えた探究資料を持参し,先週書き出した探究ワードに加えてさらに発散思考でテーマを考えました.現時点で考えていることについて先生と話し合ったり,ホワイトボードや付箋を用いて,考えを可視化・共有しながら議論を深めていました.
この後,探究テーマを設定し,本格的な探究活動が始まります.
文理探究科1年KQⅠ 学校敷地内フィールドワーク(5/12、5/19)
文理探究科1年生は、総合的な探究の時間・KQ(学校設定科目 Koryo QuestⅠ)で、学校敷地内フィールドワーク「心躍る一枚」を実施しました。本プログラムは近年、文系理系問わず様々な分野で取り入れられている質的調査法において必須の手法とされるフィールドワークを学校敷地内でおこない、生活している領域において「普段気づいていない新しい気づき」を得ることを目的として実施しました。
生徒たちは敷地内をくまなく探索し、各々が魅力的だと感じた場所、シーンを写真に収めました。その後、各クラスに戻り、撮影した写真についてワールドカフェ形式で共有し、自ら価値を見いだす力、自分とは異なる価値観を認め合う姿勢を育成しました。
文理探究科2年 総合的な探究の時間(KQⅡ)が始まりました!(5/15)
今年度も文理探究科2年生で総合的な探究の時間(通称KQⅡ:Koryo QuestⅡ)が始まりました。
本日は各ホームルームで、決められたグループに分かれてアイスブレイクを行い、交流を深めました。
その後、グループごとに社会課題の解決を目指した探究活動をするべく、探究のためのキーワード出しを行いました。
既に活動の終盤に向かっている3年生からどんな活動を行っているのか話を聞いたり、付箋でアイデアを出し合って意見交換をするなど、どのグループも活発な活動を行っていました。
E(Expansion)プラン説明会(5/9)
5月9日(金)の5、6校時に1、2年生を対象にEプラン説明会を実施しました。Eプランとは本校のSSH事業で行っている取組の一つで、熱意のある生徒たちが、最先端の研究が行われている現場での研修や、学会発表等を行うための資金を援助するものです。説明会では過去の事例の紹介や、採択までの流れの説明が行われました。積極的に活用してくれることを期待しています。説明会ののち、1年生文理探究科ではKQのオリエンテーションが行われ、理数探究科は前回に引き続きミニ探究「紙飛行機チャレンジ」に取り組みました。
理数科1年KCS基礎 オリエンテーション(4/25)
KCS(Koryo Century Science)基礎が始まりました。
1年生に向けてのガイダンスが行われたのちに、
初めての探究活動としてミニ探究「紙飛行機チャレンジ」に取り組み、
より遠くまで飛ぶ紙飛行機を作る中で、探究のプロセスを体験的に学びました。
理数科2年KCS探究 課題探究
今年度もKCS(Koryo Century Science)探究が始まりました。
昨年度多くの利用があったことから、
新たに「探究ルーム」がもう一室設置されました。
普段の教室とは違った環境で議論することができます。
高校生ならではの柔軟な発想でいろいろなことに挑戦してほしいと思います。
令和6年度北海道インターナショナルサイエンスフェア(HISF)&未来創造探究フェスティバル(2/7)
札幌日本大学高等学校で開催された表記大会に1年生理数探究科4名、2年生理数科7名、普通科3名で参加しました。午前はポスターセッションを行い、自分たちの活動を発表したり、他校の発表を聴くなどし、午後は口頭発表・パネルディスカッションを聴講しました。
生徒たちは発表前は緊張していましたが、いざ始まると堂々とプレゼンテーションを行うとともに、質問に対しても自分たちが調べたり取り組んできたことをもとに丁寧に対応していました。他校の生徒たちの質疑や聴講した発表に大きな刺激を受け、やる気をもって帰ってきたようです。
発表タイトル
1年生(HISFへ参加)「Relationship between growth of trees and water quality」(英語での発表)
2年生(未来創造探究フェスティバルへ参加)
「エゾシカの脂で燃料をつくる」
「グルコース、グルコサミン、N-アセチルグルコサミンのエタノールの生産性能を比較する」
「太陽光パネルを円形上に設置した場合と従来の発電量の比較」