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SSH活動日誌

令和7年度第1回「チーム湖陵」コンソーシアム会議

日時 令和7年(2025年)6月19日(木) 6校時(14:20~15:10)

 

 「新時代に対応した高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)」の研究指定終了に伴い、これまでの取組をスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業に継承し、一層の充実を図ることとしました。

 今年度は、改めてコンソーシアムへの再登録を依頼し、コンソーシアム「チーム湖陵」を再構築しました。この日は、対面で18名、オンラインで8名が参加し、SSH事業における本校独自の探究活動の趣旨について、コンソーシアム登録メンバーとの共通理解を図るとともに、本校生徒の探究的な学習等に関する今後の計画や取組内容について共有する機会としました。

 会議後、参加者は「総合的な探究の時間(KQⅡ)」で探究活動に取り組む文理探究科2年生の様子を参観し、生徒に直接質問をしたり、意見交換をすることができました。

 

→「チーム湖陵」コンソーシアムメンバー 一覧.pdf

→2025.6.19コンソーシアム会議資料.pdf

写真:コンソーシアム会議の様子

 

理数科1年KCS基礎 中和の実験(5/23~)

理数科1年生のKCS基礎の授業において、「探究のプロセス」を繰り返しながら実験に取り組むことを目的とした「中和の実験」を複数回にわたり実施しました。質量パーセント濃度を等しくした酸性とアルカリ性の水溶液の滴定を行うなかで実験技能を習得するとともに、中和しない理由について班内で議論しました。そして別の時間では中和がおこる滴定実験をした後、実験結果と前回の結果と比較して差が生じた要因を話し合いました。話し合いでは、実験操作で注意したポイントや、これまでに学習した内容を踏まえて考察し、仮説を立ててその仮説を証明する実験などを考えました。同時に、実験レポートにまとめることを通して、学術研究における様々なルールについても学びました。

  

 

理数探究科1年 KCS基礎 釧路湿原巡検・予察(6/19)

来週の釧路湿原巡検に向けて,各班代表者が予察を行いました.
本巡検は,水質調査グループと昆虫・シカ調査グループに分かれて行います.

水質調査グループは,温根内ビジターセンターから釧路湿原内に入り,水質調査,植生調査の手法を学びました.
昆虫・シカ調査グループは,達古武オートキャンプ場から自然林・人工林が分けられた森林に入り,ピットフォールトラップや定点観測カメラを仕掛けました.

天候もよく,釧路にしては暑い中での活動でしたが,皆来週の巡検本番に向けて一生懸命取り組んでいました.

 

理数探究科1,2年 阿寒湖巡検(6/13)

阿寒湖のチュウルイ湾と阿寒湖畔ビジターセンターで巡検を行いました.本研修は,阿寒湖でのフィールドワークを通して,特別天然記念物であるマリモの生態への理解を深めるとともに,生態の保全を目的とした自然科学の調査手法を学ぶことを目的としています.

今回は1年生希望者4名と2年生で課題研究でマリモを対象とするグループの5名が参加しました.釧路市教育委員会生涯学習部阿寒教育事務所マリモ研究室 尾山 洋一 様の指導のもと、実際にチュウルイ湾に生息しているマリモを観察し,阿寒湖のマリモの希少性を学ぶとともに,顕微鏡によるマリモを観察してその特性について学びました。

 

文理探究科1年KQⅠ データ思考入門(5/26、6/2)

文理探究科1年生を対象に、データ思考入門講座を実施しました。本プログラムは、考査明けに予定されているRESAS(地域経済分析システム)を使った地域医療分析に向け、データを扱う上で必要となる知識・技能を身につけることを目的としています。特に、グラフの見方や因果関係・相関関係などについて扱い、データ分析には細心の注意が必要であることを学びました。